big fan of 2000年代Hiphop

持っているCDと雑誌を管理するための記録ブログです。

 僕にとって2004~2008年のHiphopR&Bはリアルタイムに熱中した特別な時代なので、その頃に関係するものをちょこちょこ集めているのですが、年度別ベスト的なMixCDがあると収録曲が持っているCDと被っていても買わずにはいられません。いちアーティストのアルバムを通して聴くよりも、誰かが年度縛りで選曲したMix作品の方がその時代が鮮明に蘇ってきて嬉しいんです。

 そんなこともあって昨日はマンハッタンレコードがおそらく期間内にある程度の額を購入した人向けにノベルティとして配っていたであろう作品「Manhattan Records Best Of 2006 Hits」を聴いていたのですが、その中で良かった曲とそれに関連した曲をいくつかご紹介します。ちなみにこのCDは当時ノベルティとして手に入れたものではなく、後からネットで購入したものです。今はこうした作品もネットで調べれば大体手に入れることが出来るので大変便利&出品してくださっている人に感謝です。


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 2006年のwill.i.amってイカしてるよねっ!て感じの曲です。この年はベイエリアのハイフィーが盛り上がっていましたが、それらに通じるバウンス感あふれるこの曲は当初はSnoopのアルバム「Tha Bluecarpet Treatment」に収録される予定だったのですが、Too Shortが希望して彼名義のシングルとしてリリースされました。キャッチ―な声ネタと太いドラムが癖になります。


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 同じ年にリリースされたJustinのアルバムのボーナストラックとして収録された本曲はキレッキレのダンサブルファンクです。ドラムの鳴りが気持ちいいです。跳ねたシンプルなトラックに控えめなJustinのボーカルとSnoopのラップがちょうどよい塩梅です。


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  2006年の作品ではありませんがパーカッシブつながりでJustinの前作のNeptunesによるこちらもカッコいいです。ソリッドなビートに大人の色気溢れるJustinのヴォーカルとClipseのモノトーンなラップのクールな1曲。


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 2006年のHiphopが好きな人ならこのPapooseやTru Life、Saigon、Jae Millzといった当時Up Comingな存在として雑誌等で取り上げられた人達を覚えていると思います。結果的に彼らはそこまでビッグにはなりませんでしたが、2006年のHiphopシーンを彩った重要人物として外すことは出来ません。彼らは当時のプロモーションツールの一つとして盛んだったMixTapeのシーンにおいてブイブイ言わせていた猛者でした。私的にはラフでワイルドな佇まい、アティチュードのPapoose、Saigon、Tru Lifeは音楽面はさておきカッコよくて好きでした。特にTru lifeのBLASTでのインタビューにはカッコいい発言があったのですが、ドキュメンタリーDVDの「Beef」におけるMobb DeepとTru Lifeのいざこざを見ると、本当にヤバい人物っぽくて、さすがに度が過ぎていると思いました。自分がまだキャリアのない、失うものが無い立場であることをいいことにMobb Deepに吹っ掛ける様子は正直卑怯者だと思います。Jim JonesともBeefがあったようで、そこでもかなり滅茶苦茶なことをしていたようで、正確には覚えていませんがJim Jonesに「Thugの金メダルでも取るつもりかよ。誰かあいつにそんなもん取ったって意味ね~よって教えてやれよ。」って呆れられていて、まさにその通りだと思いました。Jim Jonesは音楽的にはそこまでグッときませんが、行いや発言をひっくるめて存在そのものが洒落の効いたカッコイイ人だと思います。H-Town勢を含めたHiphopシーンでの顔の広さや、洋雑誌に載っていたファンの女子高校生の子のプロムにパートナーとして出席したエピソードなんかがその一例です。


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 2006年といえばJim Jonesのこれは外せません。ボーリーン!!

*1:Snoop Intro