Screwed Up Clickの古株メンバーであるLil KekeによるUGKとPaul Wallをフィーチャーした"Chunk Up The Deuce"は彼のニューアルバムに先がけてリリースされたのですが(PVもあり)、そこからアルバムのリリースまでだいぶ間隔が空いたためかアルバムには収録されませんでした。しかし僕はこの曲がとても好きだったので、気に入った曲は「モノ」として所有したい人間ゆえ、12インチかシングルCDを探したのですが、どちらもネットで探す範囲では在庫無しだったので諦めていたのですが、「Chronicles」というLil Kekeの98~08年の10年間からの詰め合わせアルバムに"Chunk Up The Deuce"が入っていたので購入したのですが、その中に"Chunk~"と同じくらい気に入った曲がありました。
CDにはFat Patしか記載されていないのですが、これはフックでのスクリューされた声ネタのことで、Keke以外にラップしている人がいるのになぜか表記されていないのですが、曲中で「Rob G」と聴こえるので、ヒューストンのラティーノMCのRob Gだと思います。「思えば遠くへ来たもんだ。」的な哀感を強く感じさせるトラックがたまりません。シンセによるピー音で奏でられるメロディがツボです。二人のラップもカッコよく、特に野太い声のRob Gが印象に残ります。
クリアで緊迫した響きのトラックがカッコよく、フックのスクリュー声とスクラッチもH-Town印でバッチリです。このPVだといませんが、Pimp Cが加わったバージョンもあります。