big fan of 2000年代Hiphop

持っているCDと雑誌を管理するための記録ブログです。

 Scratch誌の2006年7/8月号のDJ Dramaの記事から気になった発言をピックアップします。

 「DJのパワーっていうのはアーティストをブレイクさせることさ。それこそが俺たちDJが多くのリスペクトを受ける理由さ。アンダーグラウンドをメインストリームにできることが俺にとっての唯一の権利さ。」

 僕はイマイチ彼のようなMixtapeDJの重要性が分かっていなかったのですが、この発言からラッパーが人気を得るためにはこうしたHiphopシーンに向けて名前とスキルを広めてくれるDJの役割がとても大きいことを知りました。確かに自分の生活に置き換えると、雑誌やテレビの広告や宣伝、紹介が無かったら、音楽に限らずあらゆる物事へのアクセスって簡単なことではないので、「紹介・普及」をする役割を担うDJの地位が高い理由がわかりました。


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 DJ Dramaのポジションがよくわかる1曲です。Nas、Scarface、Marsha ambrosiousというビッグネームに加えて、当時彼がプッシュしていたWillie The Kidを合わせた、大物を呼び込む力とニューカマーをプロモートする立場の2つの顔を持つ彼ならではの曲です。