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Bun B "Get Throwed"

 Bun Bのアルバム「Trill」からの12inchの本盤はA面がMr Leeによる"Get Throwed"でB面はMr Coliparkによる"Git It"とこれまたMr Leeによる"Pushin"です。

 "Get Throwed"はDeepでヘビーなトラックにUGKの二人に加えてZ-RO、Young Jeezy、JAY-Zという濃ゆい面子によるマイクリレーがカッコよく、特にフック担当のZ-ROの濃厚な歌がたまりません。ただ私的にはJAY-Zが浮いている気がして、これよりもPVヴァージョンの、最後のヴァースをBun BとPimp Cが分け合う形でライムしていくやつのほうが好きです。

 ちなみにZ-ROとTraeによるコンビA.B.N(Asshole By Nature)によるアルバム「It Is What It Is」にてリメイクされており、それもまた同じくらいDeepでカッコいいです。A.B.Nの二人は低音のいい声の持ち主なので、このヘビーなトラックにマッチしています。


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b面の"Git It"は先にリリースされていたYing Yang Twinsのアルバム「United States Of Atlanta」にも収録されていたもので、エレクトロなボンボンしたドラムとやウワモノ、癖になる声ネタのトラックに、当時ノリに乗っていたインヤンの二人とBun Bのパワフルなラップが映えた佳曲です。


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 B面のもう一曲はImpressionsの曲を大胆に使ったスリリングでソウルフルなトラックに、Bun BとScarfaceとYoung Jeezyの鬼気迫るラップが混然一体となったサザンソウルです。特にJeezyのパートはセルフアドリブも含めてキャラ立ちが圧倒的で良いです。


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 Impressions及びCurtis mayfield使いの曲は本当に良い曲が多いですし、そもそも使われている元曲も素晴らしい曲なので、合わせて紹介することが多くなります。元ネタに触れるのもHiphopの醍醐味なので、聴ききれないと思いつつも、ついつい見つけてしまうと昔の音源を買ってしまうので、部屋は散らかる一方です。