前回の続きでダンス動画にて見つけたお気に入り曲を紹介させていただきます。
今回は僕の最も好きなダンススタイルであるPoppinのバトルにて使用されていたフランスのDabeullによる"Slave"です。
僕は2010年あたりから日々生まれる新しい音楽の量に圧倒されてしまい、最新の音楽についていくことを諦めたため、それ以降の音楽シーンやアーティストをまるっきり知らないので、このdabeullさんも初めて聴いたのですが、自分の好きなディスコファンク系の曲ですっかりハマってしまいました。
ちょうどよいドラムの質感と、煌びやかシンセ、色っぽいビンビンのベース&トークボックスが心地よくて繰り返し聴いてます。
特に2分18秒からのシンセソロパートが美しく、一番の盛り上がりどころです。
シンセやエレクトリックギターによるソロパートが好きなので、それ系の曲を紹介します。
この曲はBLAST2007年一月号のアナログレコード特集企画にてDJ Taikiさんによる「ガラージ系ダンス・クラシック」というくくりでセレクトされた中の1曲で、高校生の頃は「ガラージ」も「ダンスクラシック」も言葉の意味が分からなくて、記載されているアーティストもちんぷんかんぷんだったのですが、DJ Taikiさんの連載「第三の耳」が好きだったので、そんな彼の薦める曲ということで、Youtuberなんて存在はなかった頃のYoutubeにてひたすら検索&リスニングにふけっておりました。
おかげさまで2000年代Hiphop以外の素晴らしい音楽に出会えたので、とても感謝しています。だから今度は僕が自分の感性のフィルターを通した「良い音楽」をかつて僕がお世話になった先輩たちのように紹介できればと思います。
この曲はソリッドなサウンドが大フィーチャーされていながらも、全体的には陽気な雰囲気で盛り上がれる万人受けする曲です。
ジャム&ルイスやジェシー・ジョンソン、モーリス・デイとそうそうたる面子によるバンド「The Time」の長尺エレクトロファンクは、これでもかという程カッコいいウニョウニョシンセサウンドとエレキギターのうなりが堪能できる傑作です。
こちらは今までの曲とはサウンドのベクトルが異なり、アコースティックな優しい曲で、前の曲が滾る系だとしたら、こちらは黄昏系とでも申しましょうか、思わず遠い目になるセンチメンタルソング。
なぜ今回取り上げたかというと、2分40秒からの口笛ソロが素晴らしいからです。遠い目どころか、瞳がウルっときてしまいます。
瞳がウルっときてしまうつながりで、さらにウルっとどころかリアルに個人的に泣けてしまう曲を紹介します。
カニエ・ウエストの作品等で大活躍した、HiphopバイオリニストことMiri Ben Ariによる感動的な本曲は私的泣きソングのTop10には間違いなく入ります。この曲の彼女の奏でるヴァイオリンからは優しさや強さ、勇気、切なさといった様々な感情を感じさせます。心震える1曲です。