big fan of 2000年代Hiphop

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DeBARGE「The Best Of DeBARGE」

 HiphopR&Bを好んで聴いていればおそらくどこかでそのフレイバーに触れているであろうと言える程リアルタイムでない世代にも親しまれているグループであるDeBarge。僕のような2000年代から入った人には、かつてリアルタイムで聴いてファンであったプロデューサー達が作った音楽を経由して知るのが一般的だと思います。僕はカバーやサンプリング、アーティストのインタビューにてその存在は知っていたものの、あまり中古でCDを見かけることが無かったため未聴でしたが、この程中古でベスト盤を購入したのでようやくデバージ・デビューとなりました。

こちらの作品は前半6曲が"Smooth"サイド、後半5曲が"Groove"サイドと分けられており、前半でメロウな曲、後半で80年代ならではのダンサブルナンバーが楽しめます。

"Smooth"サイドで特に良かった曲は2曲で、まず1曲目は僕がHiphopR&Bに心底のめり込む一番のキッカケになった偉大なオムニバスCD「What's Up? Hiphop Greatest Hits! Ⅲ」(2005年)に収録されていたBlackstreetによるカバー"I Like It"の大元である同タイトル曲です。こちらの曲は他にもWarren Gの99年のアルバム「I Want It All」からタイトルは同じでシングルとしても発表された曲で使われており、広く愛されたクラシックソングです。僕は今回初めてオリジナルを聴いたのですが、Blackstreet、Warren G両曲ともにHiphop感のあるものでしたが、こちらは美しいファルセットのしっとり・ゆったりとした大人の雰囲気で、3曲に違った味わいがあって、デバージはもちろん、テディ・ライリーとWarren Gもグッジョブだと思いました。

そしてもう一曲はビギーの"One More Chance"のサンプル源である"Stay With Me"で、こちらはビギー曲で使われたもの悲しいピアノパートよりも、そこに至るまでの部分がとても甘酸っぱく狂おしくて、激しく胸に迫り来ました。今風に言うと「エモい」といった感じでしょうか?素晴らしい曲です。

 続く"Groove"サイドの曲は僕の好きな80年代ダンサブルソングで前半同様に楽しめました。ちなみにダンサブルと言ってもZappのようなクラップ音や掛け声が迫力のある、ヘビーな感じではなく、ソフトで軽やかな、普段黒人音楽を聴かない人でも気に入りそうなポップな感触です。こちらは特にこの1曲!といった感じではなく全体としてポジティブでピースフルなフレイバーを楽しみました。

 僕は2000年代モノの次くらいに80年代のエレクトリックでダンサブルなファンクが好きなのですが、音楽に加えてその時代のファッションやヘアスタイル、人々のアティチュードも好きなんです。具体的に言うとジェリーカール的な長髪やカラフルで派手な服、そしてアーティストが楽しそうなところです。なんか見ていてこちらも楽しくなるんですよね。というわけで今回は音楽に加えて当時の雰囲気が分かる写真も挙げさせていただきます。

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こちらがデバージデビューとなったベスト盤です。

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ザ・80年代という感じの中ジャケ写真。


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大人メローが光る逸品です。


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テディ・ライリーならではの、ボムボムした跳ねたドラムとヴォーカルによって元曲よりもヤングでヤンチャな感じを受けます。

 


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デバージ曲をうまく使って大人っぽくておしゃれなHiphopに仕上げたこちら。この曲が収録されたアルバム「I Want It All」(99年)はこの曲に勝るとも劣らない良曲がみっちり詰まっており、ジャズ、ソウル、ファンク好きにもオススメの全方位方の傑作です。


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 ベストアルバム内でのマイベストは月並みですがやはりこの曲です。良い意味でかよわく切ないリードヴォーカルと、同じく切ないサビでの「Stay With Me」フレーズとの絡みは涙を誘います。


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 デバージ曲終盤の、ダメ押しで悲しい感じを加えるピアノフレーズをメインにした本曲。

 フックで声を添えるのはフェイス・エバンスとメアリー・J・ブライジというこれまた悲しみ映えする2人で、パフィー及びバッド・ボーイならではアイデアと人選です。