D’Angeloの3枚のアルバムはそれぞれ作風が異なりますが、ある共通点、または「お約束ネタ」があると思うんです。
何かと言うと、最後の曲が「遠く」なんです。うまく言い表せなくてもどかしいですが、ざっくり言うと「異世界」、って感じです。
すいません。うまく説明できないので、代わりに曲に語ってもらいます。 そう、「Song Cry」ならぬ「Song Tell」です。
この曲はヴォーカルや楽器の音色からハピネスを感じさせる、あったかい曲です。
ついつい僕もクワイヤの一員になったつもりで指パッチンでリズムを取っちゃいます。
マザーランド、アフリカへの思いを込めたであろう優しく穏やかな曲。シチュエーションとしては静かな星空のもと、自分のルーツに思いを馳せる、そんな光景が浮かびます。
これはほんと正気じゃいられなくなるくらい好きな曲で、D’Angelo本人よりも、聴いてる僕が遠いところへ飛ばされてしまいます。たゆたうグルーヴに惚けてしまいます。特に終盤の、これ以上ないくらい感情を高ぶらせたD’Angeloは圧巻です。
僕が音楽的素養が無いからでしょうが、音楽を言葉で描写するのは難しいですね。もうここはシンプルにB-BOYスタンスで言い切ってしまいます。ようするに「DeepでDope」そんだけ。