big fan of 2000年代Hiphop

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Tony yayo "Project princess"

 2005年リリースのTony yayoのソロアルバム「Thoughts of a predicate felom」収録曲。

彼はG-unitのアルバムにおいてはちょうど刑務所暮らしだったためか、出番が殆どありませんでしたが、他のメンバーよりも少し遅くなったものの無事にソロアルバムを2005年にリリースすることが出来ました。

 そしてその内容ですが、Lloyd banks・Young buckのアルバムと同様に参加メンツが豪華で、当時のメインストリームHiphopが大好きな僕にとっては頭からケツまで楽しめる私的クラシックとして今なお愛聴しています。そんな捨て曲無しのアルバム中、特に好きなのが本曲で、ProはAftermath所属のFocusで、ドレーの作るトラック程のスケール・インパクトはありませんが、センスの良い小刻みなギターリフとパッキパッキの「ドン、カッ」ドラムにJagged edgeのアダルトなヴォーカルが相まってアルバム中随一の「ワル・セクシー」な1曲に仕上がっています。

このアルバムはとにかく「ワル・チンピラ感」を感じさせる曲が盛りだくさんで、2005年という年のメインストリームならではのサウンド・アティチュードを存分に味わえる重要作だと思います。興味を持った方はサウンドのみならずPVも見ていただくことをお勧めします。G-unit総体でのゴリゴリのチンピラアティチュードが凄いカッコいいです。私的にグッとくるシーンは"So seductive"のPVにおけるLloyd banksが頭をふらふら揺らしながらカメラ目線で葉巻の煙を吐き出す(吹きかける?)ところです。