big fan of 2000年代Hiphop

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Fabolous "Return of the hustle"

2007年作アルバム「From nothin' tosomethin'」収録の本曲、Proは00年代東海岸を代表するJust blazeでFabolousはもちろん、途中でアトランタに移り住むものの自宅からBlock Partyが眺められる環境で育ち、Boogie down productionに夢中だったSwizz beatzと、さらに音像的には大元であるMandrill曲の方が近いものの、明らかにモチーフはEPMDの"Rampage"であることから,これもまた一つのN.Y shitと言えるでしょう。 

 さらにフックを担うSwizzはWu-tangの"C.R.E.A.M"を高らかに唱え、もうどこを切ってもN.Yのエッセンスか溢れ出てきます。私的にはSwizzのパーティーロッカー、ハイプマンとしての働きは常々評価しており、Fatman scoopやODB並みのキャラ立ち君であり、自身作はもちろんゲスト参加でも毎回しっかり爪痕を残していて,その性格、考え方も含めて単なるProに留まらない、真のタレントだと思います。

 トラックに目を向けると、大迫力の壮大なストリングスを用いた豪勢なサウンドで、PVも含めてとても景気の良くイケイケ感たっぷりです。今現在は見当たりませんが、かつて2007年春頃には本曲のbehind sceneがYoutubeにあり、そこではっきりは覚えていませんが、Just blaze指揮のもとオーケストラが演奏する場面があり、そのスケールの大きさに驚きました。

ラップについてはFabolousはどんなタイプの曲でもそつなくこなし、ルックスやアティチュード・癖のないラップという要素全てひっくるめて「クール」な存在感が生まれていて、Hiphop界において汗を感じさせない「Smooth operater」といった印象を受けます。"(I'm a king of) Girls"なんて曲をやってケチがつかないラッパーもそうそういないと思います。

 本曲はそんな「イケてるやつは何をやってもイケてる」を体現するFabolousによるイケイケクラブアンセムです。