big fan of 2000年代Hiphop

持っているCDと雑誌を管理するための記録ブログです。

Tom Browne "Let's Dance"

 昨日、Youtubeにてダンス動画を観ていて新たに好きな曲を見つけたのでご紹介します。


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 Tom Browneは1枚だけベスト盤みたいなCDを持っていて、前から好きなのですが、新たに自分好みのパワフルで元気な、思わず踊りたくなる曲に出会えて嬉しいです。

 全編にわたってトランペットと女性の歌と合いの手が盛り上げてくれるファンキーソングで気持ちが明るくなります。ベースも効いていて低音好きの僕は一発でやられてしまいました。


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 こちらが出会いのきっかけのダンスバトルです。

 一曲目に本曲が流れるのですが、先行で踊るhirokoboogieさんのダンスがすごい曲と一体化していてカッコよくて痺れました。特に1分4秒~9秒の動きがグッときました。後ろにいるパートナーのYu-kiさんも合わせて踊っているのがまたカッコイイです。

 それからこのお二人の服装もカッコよくて、自分もパステルカラーのシャツが欲しくなりました。

 

 

Mike Jones "Magic Touch"

 愛読書であるbmrの元編集長の丸屋九兵衛さんによる動画「SILENT NITE」を観ていて、その冒頭に流れるForce M.D.'sの"Tender Love"の素晴らしさを再認識するとともに、それを用いた好きな曲がいくつかあるので紹介します。

 まずは正規のアルバムには収録されていないものの、出来としてはシングルレベルである、Mike Jonesの"Magic Touch"です。


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この曲はMick BoogieというDJによる2005年のMixCDに収められているのですが、上記の曲をそのまま大胆に使ったすごくポップで華のある曲で、それぞれのMCによる余裕を感じさせるラップと、上手い具合にマッチしたフックでのスクリューボイスが癖になる1曲です。私的に嬉しいのは、元曲で一番グッとくるアウトロの切ないピアノのパートがキッチリと、それもよりハッキリと弾かれているところです。

 ただ、このMike Jones、Slim Thug、Lil Flipという面子に関して、前2人のSwisha House組に対して、2005年当時快く思っていなかったLil Flipが参加しているのが不思議です。

 まぁLil Flipも2007年春にリリースされた「I Need Mine」ではMike Jonesと共演したりしているので、結構気持ちの変化が激しいタイプなのかもしれません。

 そして上記の曲と同じ2005年で、同じく"Tender Love"を使った曲と言えばやはりこれでしょう。


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 この曲はイントロとフックは大胆に元曲を使っていますが、バース部は穏やかなウワモノによるもので、そこがMike Jones曲とは違うのですが、完璧に曲の印象は"Tender Love"です。そこにのるKellyの美声が美味しすぎて、リピート不可避です。

 ここで改めて元曲の素晴らしさに浸りましょう。


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 先ほども述べましたが、私は最後の最後で弾かれるピアノのメロディーにとてもおセンチな気持ちになります。

 次は上述した曲ほどは大胆に使ってはいませんが外せない曲です。


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 冒頭に聴こえるテンダーラブなメロディに耳を奪われ、そのまま疾走感とメロウネスの両輪に導かれてあっという間にフィニッシュを迎えてしまいます。

 トラックが良いのはもちろん、Do Or Dieの面々のラップが軽やかでくどくないので音数が多いもののサラリと楽しめます。

 元ネタとは関係ありませんが、上記の曲のオリジナルバージョンは名曲なので貼らせていただきます。


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  すべてがハイクオリティで、これぞ名曲っ!という感じです。ジョニーPの歌声はいわずもがな(特に終盤のアドリブパートは秀逸)、フックの高音シンセだったり、バースの最後だけ鳴らされる、おそらくMint Conditionの"Pretty Brown Eyes"のタタンッ!というシンセが良いスパイスとなっており、まろやかだけどソリッド感もある、カッコいいHIPHOPです。

 

Garcia

 先日、bmr2007年9月号(Common表紙)を読んでいて発見がありました。レビュー欄にてGarciaというラッパーのアルバムがあったのですが、その人が同時に読んでいたXXL誌2007年11月号のニューカマー紹介コーナーの「Show&Prove」にて取り上げられてました。

 ばっちりのタイミングに驚き、興味が湧いたので、記事読みました。

 Garciaは2007年当時28歳、キューバアメリカ人で、NYのラッパーNOREに会ったこと&彼の助言がターニングポイントになりました。NOREと会ったのは98年の「Superthug」ツアー(ネプProの彼の代表作からきている。ちなみにこの曲のヒットがネプの名を大きくしたことからネプはノリにはトラックを他より安く提供している、なんて話もある)で、そこでNOREは彼に(フロリダ州の)タンパに行くべきだとアドバイスし、当時彼はとても貧しかったが決心してタンパへ行きました。

 その部分は"When NORE told  me to go to Tampa, I didn't have any money to eat. "で、実際に6個のサンドイッチを持っていって、タンパ来訪中はそれ(だけ!?)を食べたそうです。

 そんなこともあってか記事の始まりは"Garcia is hungry."でやったろう精神とリアル空腹のダブルミーニングです。彼は言います。"When you want something, You don't make excuses. You just gotta make it happen"

 話は変わりますが同じ号の現在のFreshmanのもとになった特集があり、そこでのPapooseの"My motto is simple. All lyrics, no gimmicks"がカッコイイ。モットーとスィンポー、オールリリックスとノウギミックスで韻を踏んでてさすがラッパー!


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こちらがアルバム「Life Unscripted」からのリードシングルで、Diaz Brotherによるド派手なトラックに負けない太い声が良いです。ランナーズによるRick RossやYoung Jeezy曲が好きな人におすすめです。