先日、料理研究家の栗原はるみさんのドキュメンタリー番組をTVで見たのですが、そこで彼女がやりたいことリストを作っていて、そこに「好きな曲を100曲見つける」というのがあったのですが、僕も死ぬまでになるべく好きな曲を見つけて、それを思い出に残るくらい聴きこんで、後年それらの曲を聴くことで過去の思い出がよみがえるようになりたいという願いがあります。僕は他のどの行為よりも音楽が最も記憶に残ると感じているので、好きな曲をたくさん見つけて、いっぱい聴いて、思い出に残せるようにしたいです。このブログでは見つけた好きな曲をどんどん貼って、あとから読み返して「この時この曲よく聴いていたなぁ」なんて懐古できればと思います。
Screwed Up Clickの二人による感動的な響きもするソウルフルな曲。E,S,GのたたみかけるラップとグルーヴィなBig Moeの歌声とスウィングするビートと共鳴した傑作。途中のBig Moeのアドリブが特に胸にきます。
曲が始まった瞬間から幸せな気持ちになれる、音楽のすばらしさの象徴と言っても過言ではない名曲。ハッピーで気分が良くなる、明るくなるのと同時に、悲しみというか、切なさも感じてちょっと涙が出そうになる、そんな色んな感情を揺さぶる曲です。
この曲を収録したカニエの3rdアルバム「Graduation」は当時カニエが大好きだったので発売日に今は無きタワーレコード横浜モアーズ店にかなり雨が降る中、開店同時に行って買った思い出深い作品です。当時、2007年は浪人中だったにもかかわらずろくに勉強をせずに、却って高校生の頃よりも自由な時間（本来は浪人生として受験勉強するために親が与えてくれた貴重な時間です…）ができたため、この2007年は沢山音楽を聴いたため、両親には経済的に多大な負担をかけさせたにもかかわらず成績は変わらず、今振り返るとひどい親不孝者ですが（それはプータローの今も変わらないですが）、そのかわりといってはおこがましいですが、多くの作品が心に残って、滋味深い思い出になりました。そのかわり、当たり前ですが受験勉強は全くしなかったので大学は偏差値43くらいの大学にギリギリ何とか合格することができて、無事に大学に進学することができました。この浪人生時代の2007年は自分の中でとても思い出深く、この時に聴いた音楽が今も強く僕の音楽的趣向に影響を及ぼしております。この年によく聴いたのはFingazz、Dr Dre、UGK、R kelly等です。
この時はまだT-Painの凄さに全然気付きませんでした。2ndアルバムからのシングルが2曲ヒットしていましたが、衝撃を受けるレベルではなかったので、当時は金銭的にも新譜はひと月に1枚くらいしか買えなかったのでスルーしたのですが、その後彼がシーンを席巻するとは全く想像できませんでした。3rdアルバムでのレベルアップっぷりには度肝を抜かれました。そちらは発売と同時に買ってそうとう聴きました。特に思い出深い1曲は、2008年当時オバマさんが初の黒人大統領になるか否かで盛り上がっていた大統領選に関係するであろう（歌詞を読んでないので厳密には知りませんが）“Change”です。大物(P Diddy、Akon、Mary J Blige）が集ったこの曲において最もエモーションを感じるのはT-Painです。
