僕がHiphopが好きになりはじめたのはいわゆる当時「B系」と呼ばれていた非常にオーバーサイズのストリートファッションの見た目のカッコよさに痺れて、音楽よりもルックスに魅かれて興味を持ったのですが、のちにHiphopを聴くようになってから過去に目を向けると、Hiphopシーンは音もそうですがファッションもトレンドの移り変わりがあり、細身あり、アウトドア風あり、と色々だと知ったのですが、その中でも僕が好きなのは最もシンプルな部類に入る、ダークなスーツにハットといったいわゆる「マフィア」的なスタイルです。同じスーツスタイルでも一般的にはありえないカラフルな色味の「ピンプ」スタイルは苦手ですが、マフィア風はダークな色味なので、落ち着いた、大人の色気を感じてとても魅かれます。このスタイルはリーズナブル・ダウト期のロカフェラ衆やDeath Row軍団、マーダー・インク一派、Nas率いるThe Firmなど、アーティスト一個人のスタイルというより、複数人で合わせることが多く、これはマフィア自体が一個人でなく集団が基本単位だからですかね?集団の凄み、パワーをアピールするには、そのパブリックイメージからマフィアが最適だからですかね?
色々と理由はあるでしょうが、僕はこのコワモテなマフィア風ファッションが似合う似合わない別として一番カッコいいと思います。
そんなわけでこの二つの表紙は持っている雑誌の中でも特にお気に入りです。Death Rowは音楽はもちろんルックスもハイクオリティーです。