先日「Sweet Jones Pimp C's Trill Life Story 」という洋書を買いました。内容はPimp Cの人生を驚く程細かく、詳しく著したもので、著者のJulia Beverly氏は南部Hiphopに特化した雑誌「Ozone Magazine」の編集長であった方で、本書は氏のPimp Cへのリスペクトと深い愛がこれでもかと伝わってきます。
とにかく登場する人・情報の多さが圧倒的なので、英語ネイティブならそこまで時間はかからないでしょうが、僕のような英語弱者にとっては一生をかけて読み込んでいけるくらいのボリュームです。本文・写真・記録の全てを含めて726ページあります。
掲載されている写真と理解できる箇所のみちょこっと読んだだけですが、気に入ったところをメモしておきます。
"Hiphop Without Pimp C Is Boring."、"You Didn't Just Meet Pimp C, You Experienced Him" Bun B
退屈とまでは言い切れませんが、彼が亡くなった後に出された作品を聴く限り、もし生きていたらああした質の高い音楽がもっと生み出されていたと考えると本当に惜しい人を無くしたと思います。彼の死による音楽的損失はとても大きいです。
Society Of Soulによる曲をメンバーであるSleepy Brownを招いてリメイクした逸品。
Sleepy Brownのファルセットによるヴァースはもちろんヤバいのですが、Pimp Cによる歌唱が負けず劣らず味わい深くたまりません。Dope以外の何物でもないです。
この低音と浮遊感、ヴォーカルワークの只者じゃない感は凄い。東海岸や西海岸とはまた違ったオリジナリティーを感じます。