インストエレクトロファンク。良い意味で血の通っていないロボット感が良いです。
ハッピーなフィーリングがグッドです。Jocelyn Brownの力強いヴォーカルが映えます。
ストロングなストリングスのループにBun B、Traeの硬質なラップがシリアスな曲調に合っています。後半のTraeによるありえないくらい低い声の歌も良いです。
フックのDallas Blockerの清涼感のある青い歌声が良いです。
ドラマチックなビートに同じDallasによる悲痛な絶唱フックが涙を誘います。
Dallas Blocker – Love & Lust – CD (Album), 2009 [r8850366] | Discogs
僕は未聴ですが、彼はフルアルバムも出しています。
アルバムにおけるベストソングはストラグル系のこちらです。悲しい響きのトラックに加えてフックのShynaの歌声が悲しみ成分を増幅します。
アルバムの中では異色の希望を感じさせる曲調です。ここでもShynaの美声にグッときます。
上記の曲を収録したTraeのアルバム「Same Thing Different Day」を聴きましたが、Traeのフロウは一本調子のファストフロウなので、正直アルバム通して聴くと飽きます。
このアルバムは4枚組なのですが、Disc1はレギュラー盤、Disc2と3はS.L.A.B盤(Screw盤)、Disc4はTraeたちのクルーのドキュメンタリーDVDです。DVDではシンガーのDallas Blockerやこのアルバムはもちろん、Traeの作品の多くを手掛けているプロデューサー、Q-Stoneの姿を見ることができる貴重な映像が収められています。