しつこいんですけど、思い入れは00年代Hiphop及びR&Bの方が強いのですが、音楽としてのすばらしさは70、80年代の方に軍配が上がるように思います。僕の好きな曲の多くはそれらの時代のものをサンプリングしたもので、元ネタを聴くとすごく良いこと多々あって、そっちを中心にCDやレコードを集めようかなと思う時があります。ただ、物理的にCDやレコードといったフィジカルものはもう打ち止めにしようと考えているので我慢しているのですが、どうしても「モノ」として所有していないと納得・満足できないタチなので、いつも葛藤しています。
展開の多い音楽が好きなので、根本的にはHiphopより歌ものの方が好きなんだと思うのですが、Hiphopは悪そうなファッションに強く惹かれているため、自分の中で「好きだとカッコいい」というセルフアイデンティティーのため、つまり「Hiphopが好きな自分」が好きだから聴いているところがあります(苦笑い)。それに関連して、Houseミュージック(とカテゴライズされるもの)は聴いてもよくわからないのに、なんだかその界隈がおしゃれな感じがして「好きになりたい!」という不純な動機で何度もトライしているのですが、あまり心を打たれるものがなく、Houseミュージックコンプレックスを抱えています。ついこの間も「House Legend」という書籍をBook Offで購入したので、また性懲りもなくHouseミュージックを好きになりたい運動が展開されると思います。Houseの源流ともいえるDiscoものは好きなんだけどなぁ~。正直HouseとDiscoもののつながりが理解できないんだよなぁ~。まったく別物に感じるんだよな~。
Hiphopも好きなのはメロディアスでちゃんとサビのあるような曲なので、根本的にストイックでモノトーンな、渋いやつは好みではありません。でもそういったものの方がHiphopとしては正統派で、自分の好みの方がミーハーというかPopというか軽んじられている傾向があり、「カッコいいHiphop好き」に憧れている自分としてはジレンマを感じているのですが、三つ子の魂百までということで、持って生まれた趣味嗜好に抗うことはできません。