Young Buckの2007年リリースの2ndアルバム。彼はかつてCash Money及びJuvenileのUTPクルーに所属していたのですが、そこでは目に見えた成果を出すことは出来なかったのですが、50centに見初められてG-unitに加入し、そこから50cent、G-Unitのアルバムにて確かな才能を披露し、晴れて2004年にソロアルバムをリリースしました。そのアルバムも、特にシングルカットされた曲が強力な佳作だったのですが、この2ndも同じくシングルカットされた曲が強力で、2007年の重要作の一つです。私的には1stよりもシングル外の曲の出来が良く、bmr風に採点するなら★4.5点です。
Polow Da Don作の重量ビートに負けないパワフルなラップ。
Jazze Phaによるノリノリファンキービートがカッコよく、フックのJazze Phaもイキイキしてバウンシーです。
Dreによる硬質な響きの美しいサウンドとフックのラトイヤ・ウィリアムスの艶めかしい歌声が良し。この頃の、Mark Batsonがキーボードを担っていた時期のDreの作品がすべての音楽の中で一番好きなサウンドです。MVの終盤にライフ・ジェニングスをフィーチュアしたJake One作の“Buck the World”に切り替わりますが、こちらもストリートでソウルフルな出来で良いです。
Jazze Phaによる華やかで軽やかなビートに当時のトップラッパーが勢揃いのオールスターソング。フックのPimp Cの歌が味わい深くて良いです。
鬼気迫るビート&ラップがヤバいです。Say To May Face!Say To My Face !
こちらも同じく鬼気迫る系ソングで、ビートの爆発力はこっちの方が高くて、聴いてると血管切れそうな勢いです。
サンプル元がドラマチックでカッコいいです。
モクモクしたレゲエ風味曲。勇壮なんだけど哀感もあって味わい深いです。