アーロン・ホールを初めて聴きました。僕はNew Jack Swingのボムボムしたドラムがあまり好みではないので、テディ・ライリーおよびGuyやその頃のNJS系はほとんどノータッチで、未開の地状態なのですが、今回彼の93年のソロ作を買ったキッカケはズバリ、僕の大好きなPimp Cの2006年のアルバム「Pimpalation」収録の“I Miss You”のサンプル元である同名曲が収録されているからです。いの一番に13曲目の“I miss You”をひたすらリピートして聴いているのですが、最高です。アーロン・ホールのやさしく熱い歌唱と穏やかで悲しみを帯びたオケがたまりません。まだアルバムはを通して聴いていないのですが、この1曲だけでも大収穫です。
Pimp Cのヴァースで父から「お前の作る音楽(Rap Music)は私にはノイズにしか聴こえないが、もしそこに「音楽」を加えることができればお前はその世界でやっていけるかもしれんよ。」というアドバイスから、ミュージシャンを起用して生楽器を取り入れたことによって今じゃラップスターになったよ、という下りの部分が心に響きます。またこの曲でのZ-ROのヴァースの声やフロウがすごくディープで、私的TOP5に入るラップです。是非とも聴いてほしいです。またこちらの曲のサビは女性のターニャ・ヘロンが担当していますが、厚みのある情感たっぷりの歌声で、元曲に勝るとも劣らない切なさを感じます。