2005年12月にThe Gameの「The Documentary」と一緒にタワレコで買ったLittle Brotherのアルバム「The Listening」を久しぶりに聴きました。
このアルバムを買ったキッカケはHMVのサイトで視聴してカッコよかったからなんですが、買って良かったです。ソウルのサンプリングを主体にしたトラックが耳を引き、そこに自分好みのファットでしっかりとしたドラムと、ドラムに添わせるように鳴らされる分厚いベースがとてもグルーヴィーです。
9th Wonderによるトラックはアルバムを通してそうした作風のため、正直同じような曲に聴こえてしまいますが、好きな人には良い意味で金太郎飴的(どこを切っても同じ顔・味)でハマると思います。ちなみにアルバムは架空のラジオ番組の体裁をとっており、この時代には少ないコンセプトアルバムです。
一貫した風味の曲が並ぶ中、これはっ!と感じさせるキラッと光るキラーチューンが数曲あります。そもそもそれらの曲にたった20秒くらいの視聴でやられてしまったからこのアルバムを買ったわけで、9th wonder及びLittle Brotherが他のアングラ系?と言われるようなアーティストとは一線を画す、非凡な存在であることがそれらの曲から十分見て取れます。JAY-ZやDestiny's Childに起用されるのも納得です。今回は取り上げませんが、Destiny's Childの9th Wonder 制作曲は素晴らしいです。
それでは短い時間の視聴でガツンとやられた2曲を貼らせていただきます。