big fan of 2000年代Hiphop

持っているCDと雑誌を管理するための記録ブログです。

好きな曲紹介

 Luther Vandross "Are You Using Me"

カニエやZ-ROといったラップ曲からキーシャ・コールのような歌ものでも使われる、むこうの黒人さんに広く愛されているシンガー・ルーサーのダンサブルな本曲。プロデュースはプエルト・リコ系でニューヨーク育ちの、いわゆる「ニューヨリカン」のケニー・ドープとルイ・ヴェガのコンビ「Masters At Work」によるもので、うねるベース、盛り上げ役のホーン、ルーサーの心地よいヴォーカルとそれをアシストするお姉さんのコーラスが混然一体となってカラダと心を揺さぶります。特に後半、ベースが突っ走るところはシビれます。

 個人的にはいわゆるハウス?ミュージックってあまりピンとこなくてマスターズ・アット・ワークも2枚くらいCD持ってるんですけど、ほとんどの曲は僕の好みとは違うのですが、たまにこの曲のようにスゴイ好きなのが見つかるので、打率が低いのは分かってるんですが安い中古があると買っちゃいます。あと彼らのたたずまいも含めた見た目が好きなんですよね。 


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ダンサブルさでは負けない?!ルーサーの代表曲を大胆に使った2004年のキーシャ・コールのこっちは僕の高校時代の青春サウンドトラック(仮設)には間違いなく入るであろうキュートでパワフルなはじけるナンバー!PVが作られなかったのが残念!押忍!


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むこうの人のルーサーへの愛と敬意、つまりどういったポジションの人なのかがこの曲で分かります。ラップばっかで疲れちゃった、もっとスロウで、古き良き音楽が聴きたいの!なんて面白いストーリーで繰り広げられる極上のスロウ・ジャムで、沢山の歌手の名が挙がる中、ルーサーはマーヴィンやアニタ・ベーカーと共にフックで名が挙がるわけですから別格です。(そんな中でReady For The Worldが挙げられているのは彼らのスロウがほんと甘酸っぱくやるせなさではトップクラスだからでしょうか?)

こちらの曲はPVのあるTwistaのアルバム収録ヴァージョンよりも、同時期に出たカニエのアルバムに収録されたやつの方が曲の終盤が激アツの仕上がりなんでそちらをどうぞ。


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上記の曲のネタとなったルーサーの曲はこちら。他のルーサー曲使いでは"If Only For One Night"を使ったヒューストンの笑わない男(ラグビーの板垣選手風)ことTraeと、従弟Z-ROとのディープなジョイント"One Night"、むこうではティーンのアイドル的な立ち位置のラッパーBowwowと歌って踊れるオマリオンによる女子、だけでなく僕も歓喜の甘酸っぱナンバー"Let Me Hold You"の2曲も要チェキです。


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さらにサンプルというよりも、もうルーサーになりたい!というフルリスペクトも感じさせる(実際Rother Vandrossとの変名を自称してる)Z-ROによる"So Amazing"使いの"T,H,U,G(True Hero Under God)"はヒップホップが当時2006年におけるソウル及びファンクであることを感じさせてくれます。

おそらく昔の人がブルースやソウル・ファンクに感じていたものと同じようなフィーリングを、僕はZ-ROやUGK、Young Jeezyから感じています。


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☝ほんといい曲。それしか言えません。