big fan of 2000年代Hiphop

持っているCDと雑誌を管理するための記録ブログです。

好みの幅が狭い

Mary J. Bligeの「Be Without You」とMariah Careyの「We Belong Together」は両者とも2005,6年に大ヒットした曲ですが、私的にはアルバム内においてそれほどグッときませんでした。ではなぜ自分はこの大ヒットソングがピンとこなかったのか、改めて自分の趣味嗜好について考えてみました。

 そこで感じたのは、両者のピアノのメロディが白人っぽく、またトラック全体としてものっぺりとした感じで、粘り気の無く、そこが自分の感性にビビッと来ない主要因だと思いました。しかし却ってそこが万人の感性に響き、大ヒットにつながったのだと思います。

 しかし、白っぽいからイマイチなら、黒人系なら良いのかと問われれば、私はかなり好みの幅が狭く、一般的にブラックミュージックと言われる音楽でも、正直ピンとこないものの方が多く、それも一般的に高く評価されている時代やジャンル、具体的にはJames Brownのような正統派FunkやJazz Funk、オールドスクールHipHop、80年代後半から90年代前半の東海岸のゴールデンエラと形容されるHipHop、New Jack Swing、90年代後半のジャケットにペン&ピクセル社によるデザインを採用したNo LimitやCash Money等があまりグッとこないのですが、最も苦手なのは2010年代から今現在まで大人気で、世界中や他のジャンルにまで影響を与えている「Trap」が私の感性が乏しいためか全くピンとこないため、すっかり今日のHipHopとは縁遠くなってしまいました。「Trap」でも2003~2006年辺りのT.IやYoung Jeezyによる「Trap」は大好きなのですが…。

そんな私が好きな数少ないブラックミュージックは、まだまだ未開拓な領域で知っているアーティストもたかが知れていますが、70年代から80年代前半あたりまでのドラムやハンドクラップがやけに効いたFunkやElectoricなFunkと同時代のSoulと、HipHopではDr Dreの「2001」以降から2009年までのメジャーレーベルによるメインストリームHipHopR&Bで、正直時代に取り残されてしまった化石みたいな自分ですが、これからは数少ない好みの音楽を大切に、丁寧に聴こうとおもいます。